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家庭用ペレット・ストーブ


以前は「普通の家で、使えるものがないの?」と事務局に問い合わせが来ていた。
現在では事務局にペレットストーブの問い合わせが来ることは少なくなった、いわて型ペレットストーブ (写真)の発売の他石村工業をはじめとする国内のメーカー十数社が国産ストーブを販売し輸入品を扱う商社も把握しているだけで五社程度あるため、少なくとも岩手県内でのペレットストーブ購入は問題なく行われている。
20年前の日本では、燃やす部分の開発・普及の遅れがその後の衰退を招いてしまった。
一方、スウェーデンでは、ペレット利用のための燃焼機の開発が進み、幾多のメーカーがパンフレットを作っている。消費者団体からの要望で、国立試験研究所では認証制度「Pマーキングシステム」をスタートさせている。もちろん、ストーブもその対象になっている。 日本では財団法人日本燃焼機器検査協会が2004年からストーブの認証を開始した。
家庭用ストーブについて、論じられることは少ないが、ここで少しばかりの情報を提供する。
また、現在国内で手に入るペレットストーブについてはリンク集を作成したので合わせて参考にしていただきたい。

 いわて型ペレットストーブ  石村工業クラフトマンペレットストーブ

《導入に際して》

 ここで木質ペレットについて付言する。
スウェーデンでは40社のペレット生産企業の39社が樹皮を含まない木質系ペレット生産で、樹皮系ペレット生産は1社に限られている。
樹皮系ペレットは木質系ペレットに比べて発熱量が小さく、残灰率が6%(木質ペレット1%)と高く、灰処理の問題が含まれることから、ペレット用燃焼機は木質系ペレット用に設計されている。したがって木材産業で多量に排出される樹皮は工場などでのチップバーナー用に供給されている。
現在岩手県で生産されているペレットは樹皮系ペレット、木部ペレット、全木ペレットの三種で、輸入ストーブでは全般に木部ペレットが使用されるのに対して
いわて型ペレットストーブ(切り替え式)、石村工業のクラフトマンペレットストーブ、山本製作所のPS-1900ではどのペレットでも対応する、他国内各社ではそれぞれ対応ペレットが違うので注意が必要と思われる。

現在県内では(有)野崎商工にスウェーデン製ペレットストーブが輸入されている。
また、岩手県林業技術センターにはイタリア製ペレットストーブが展示されている。
2002、2003年にはいわて型ペレットストーブのモニターが開始され2004年度は家庭用いわて型ペレットストーブが一般発売された。
燃料の購入先は岩手県産業振興課のサイトで、総合的な情報は岩手県林業振興課のサイトで、開発状況は岩手県工業技術センターでそれぞれ情報を得る事が出来るので参照されたい。




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