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2004年度総会報告


日時:2004年6月26日(土)13:00〜16:30
場所:岩手大学図書館 2階 多目的学習室



講演会
ジェトロLL事業のまとめ
岩手県「いわて木質バイオマス利用拡大プラン解説 岩手県庁林業振興課
ペレット規格認証について 岩手・木質バイオマス研究会事務局 

2004年度事業計画

2003年度まで、日本貿易振興会(JETRO)のLL事業を通じ、岩手県にふさわしい木質バイオマス利用の形を模索してまいりました。
当研究会は、スウェーデン・ヴェクショー市をモデルとして奥深い継続的な取り組みを提示してまいりましたが、今年度はさらにその上で、地域に根ざした「いわて型」の取り組みをすることといたします。
まず、基本のテーマを「豊かな暮らしと木質バイオマス」とします。機器の導入だけにこだわらず、私たちの暮らしの中に木質バイオマスをどう生かせば豊かになるのか、という視点を持ちながら実証していくことにあります。
その視点では、
@過去の木質バイオマス利用の検証
A住宅の中での木質バイオマス利用
B一般住宅で木質バイオマスを利用する際の安全性の確認
C原材料についての安定供給−といった事柄に取り組むことにし、
下記のような事業を計画いたします。

1)年間事業計画

(1) フォーラム(2005年1月26日(水))
 主催 岩手県、盛岡市、岩手・木質バイオマス研究会(県林業振興課が委託先で、盛岡市担当は環境企画課)
 場所 マリオス小ホール(350人)
「豊かな暮らしと木質バイオマス(仮称)」

(2) 公開講座(年4回)
8月 盛岡市周辺(一般消費者を対象に)▽9月 盛岡市(「住まいとエネルギーのフェスタ」と同時開催で一般消費者を対象に)▽11月 二戸市(森林をフィールドに原材料の確保について)▽1月 陸前高田市周辺(フォーラムの翌日に、住宅のあり方について)

(3) 設置機器検証(8月)
バイオマス機器、2ヶ所ほどを視察する。使い勝手や使用量、灰の処理、トラブルについて聞き取り調査をする。
 Ex. アットホーム葛巻や個人住宅ペレットストーブ等

(4) 燃焼時の排出物検査 
公的機関と県立大学との協力関係を得ながら、木部ペレット、バークペレット、家屋解体廃材のそれぞれについて、排出ガス、灰についてダイオキシン等を測る。

(5) その他の事業    
・ 行政機関と連携を図りながら、ペレット流通に関する会議を開催する。また、セミナーの併設で商品展示や説明会などを企画する。
・ 2003年度末にNPO協働事業で提案した木質ペレットの県再生資源利用認定製品認定制度を活用するよう、関係方面に働きかける。
・ 関連する書籍販売
 以上の事柄を実行に移すため、非専従だった事務局体制を強化し、1名を臨時雇用することといたします。

2)事務局の体制について
単独事務所を株式会社金澤林業2階に設置し、事務職員1名を6月〜翌年3月まで雇用する。
理由:現状のサテライトの事務局員では荷が重くなっており、通常業務だけで精一杯になっている。法人化に向けて新たな活動に踏み込むためには、通常業務を集約し効率化したうえでいっそうレベルアップを図る。
仕事内容:
@公開講座およびフォーラムに関する事項(受付、資料作成、場所確保、連絡調整)
A通常業務(会費徴収とチェック、会費の管理、会員への案内、入会案内の送付、名簿の管理など)
B広報の管理(HPに寄せられるメール管理など)
C資料の整理(ストックを整理する)
D渉外の拠点化(対外的に依頼をしたり郵便物の受け取りなどで特定化する)

※ 今年度だけの体制ですが、来年度以降に関しては今年度の総括の上で法人化および収益事業を検討していくこととします。
以上の事業計画が承認されました。


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