ホームへ戻る

木質バイオマスサミットinいわて 分科会詳細


第一分科会 みどりのエネルギーでできるまちづくり
〜スウェーデン・ヴェクショー市の事例〜

1. 日時:2004年1月20日(火)16:10〜18:10(120分)*逐語通訳
2. 会場:盛岡グランドホテル 瑞雲の間
テーマ:「みどりのエネルギーでできるまちづくり」
* 木質バイオマスエネルギーの利用がどのように地域振興、地域経済活性化につながっていったのかという観点からテーマを設定。
3. コンセプト:
先進地のスウェーデン・ヴェクショー市は木質バイオマスエネルギーを先進的に活用している地域だが、現在に至るまでに20数年に渡る継続した取り組みがあった。
もちろん、北欧の政治土壌や環境税導入、EUのエネルギー政策等の背景もあったわけだが、国やEUが環境問題への取り組みを進めていく前にヴェクショー市ではいち早く市民や企業、大学などとともに環境問題への取り組みを始め、地域振興へと発展させてきたともいえる。
この第一分科会では、ヴェクショー市の事例から、地域主導で木質バイオマスエネルギー利用を進めることが地域経済の活性化にもつながるということを発信する。
そして今後日本国内各地においても「地方からの発信」を促していくことを目的とする。
4. 概要:
(1)コーディネーター及び発表者:
 コーディネーター:環境エネルギー政策研究所 所長  飯田哲也氏
 発表者:ヴェクショー市長      カール・オロフ・ベングトソン氏
 ヴェクショー市国際交流局長 レナート・ゴードマルク氏
 ヤンフォーセン社ホーカン・マグヌスソン氏(対談時に参加)
 岩手・木質バイオマス研究会会長 金沢滋氏(対談時に参加)

※ヤンフォーセン社:スウェーデンのチップボイラーメーカー。地域熱供給に関するボイラーを提供する40年の歴史がある。松尾村の県立森林科学館(仮称)に同社のボイラーが導入される。
http://www.channel-e.tv/ecoguild/energylibrary/library/2002/12dec/1-10/021206-2.html

(2)当日の流れ
16:10〜16:40 ヴェクショー市長講演(木質バイオマスエネルギーを活用しながらどのようなまち作りを目指しているのか?)
16:40〜16:45 飯田哲也氏がポイントを解説
16:45〜17:05 ゴードマルク局長(企業との連携について講演)。
17:05〜17:15 休憩
17:15〜17:25 金沢会長より岩手の事情に関するポイント説明
17:25〜18:10 質疑応答。
18:10       閉会
     留意事項:通訳は逐語通訳となる。


第2分科会 「みどりのエネルギーの活かし方(技術・システム)」
    〜木質バイオマス利用技術の現状と課題〜

1 日 時 平成16年1月20日(火)16時10分〜18時10分(120分)
2 会 場 盛岡グランドホテル 瑞雲の間
3 概 要 
(1) コンセプト
 近年、全国各地で木質バイオマスに関する取組みが盛んに行われるようになり、取組みの内容も、学習や普及、啓発の段階からペレット製造やストーブ、ボイラーの導入、開発、さらには発電利用など具体的な段階に入っています。
様々な取組みの過程で、課題も明らかになりつつありますが、個々の取組みで明らかになった課題が必ずしも情報として共有されていないのが実情です。
 そのため、この分科会では、現段階における木質バイオマス利用技術の動向と課題を把握し、今後の各地における取組みに生かしていくことを目的とします。
 また、今回のサミットを契機に、この分科会の趣旨を踏まえたセミナーを本県で継続的に開催することを提案します。

(2) プログラム
第1部 概 説
   「木質バイオマス利用に関する課題の概観」 
   木質バイオマス利用研究会会長
   岐阜県立森林文化アカデミー学長 熊 崎   實 氏

第2部 事例紹介と課題の提起
 ア 供給側の課題
  @ 間伐残材の搬出と輸送に係る低コスト化の課題
    発表者 岩手県林業技術センター上席専門研究員 佐々木 誠 一氏
    「低質材等未利用からの燃料用チップ生産の取組み」
  A ペレット製造及び流通の課題
    発表者 ペレットクラブ準備会事務局長 小 島 健一郎 氏
    「北欧におけるペレットの生産・流通・認証の状況と我が国の課題」
 イ 利用側の課題
  B 燃焼機器開発と普及の課題
   発表者 岩手県工業技術センター所長 斎 藤 紘 一 氏
    「いわて型ペレットストーブの開発と今後の課題」
  C 発電事業の課題
   発表者 高知県企業局企画課主任企画員 安 岡 高 志 氏
    「高知医療センターへの熱電併給の検討経過と実現のための課題」
    (休憩 質問・意見票の回収  17:05~17:10=5分)

第3部 パネルディスカッション
 「木質バイオマス利用に関する最近の動向と今後の課題」
(内容) パネラーは、それぞれ木質バイオマスに関する幅広い知見を有する方々であるが、今回は主に担当する分野をお願いし、
まず当該分野に関する最近の動向と課題について、第2部の紹介事例などを話題としてお話ししていただき、
それを基に今後の方向性等に関するディスカッションを展開する。
なお、第2部の事例等発表者にも、会場前列から適宜討論に加わっていただく。

 出席者(五十音順)
 岩手・木質バイオマス研究会顧問  遠 藤 保 仁 氏(ペレット生産、流通等の動向と課題を中心に)
 叶Xのエネルギー研究所代表取締役 大 場 龍 夫 氏(燃焼機器開発利用・ガス化技術の動向と課題を中心に)
 木質バイオマス利用研究会会長   熊 崎   實 氏(コメンテーターとして)
 島根大学生物資源科学部助教授   小 池 浩一郎 氏(木質バイオマス発電の動向と課題を中心に)
 岩手大学農学部教授        澤 辺   攻 氏(間伐残材、製材残材など木質資源の利用法の課題を中心に)
 ※ コーディネーター  澤 辺  攻 氏 

第4部 会場参加者からの質疑及び意見交換


ホームへ戻る