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岩手県住田町のペレット製造施設お披露目


ペレダイザー ペレット ペレット製造ライン
イタリアのペレットストーブ   

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 岩手県気仙郡住田町のけせんプレカット事業協同組合(鈴木忠四郎理事長)によるペレット製造施設が2003年11月18日、お披露目となった。
プレカット工場や隣接のラミナ(集成材を形成する板)工場の廃材、のこくずを集め生産するラインで、ホワイトペレットを年間約1000トン製造を目指す計画だ。
 同施設は、町が3年間かけて調査した計画で設置。間伐材を利用するのではなく、接着剤がつかない一次製材廃材を利用することから、乾燥を含む前処理工程を省き、
初期投資額を通常ラインの半分以下にした。事業費は約8200万円で、国50%、県10%、町30%の事業補助。
工場内を接着剤を使うラインとそうでないラインをわけ、使わないラインから定量供給装置へ原材料が回り、おが粉製造機、原料選別機を経て成型機、製品選別機、冷却機を通過する。
1時間当たり1トンの製造能力があり、生産量見込みは初年度は200トン。
2004年度以降は需給を見て調整するという。岩手県内南部の一般消費者には町内の運送業者が45円/kgで配達する予定。
 18日には、施設見学に約200人がつめかけ、プラントを見学。
農林会館ではペレットストーブ10台が展示され、岩手大農学部教授の澤辺攻・同町木質エネルギー利用検討委員会委員長が講演した。
鈴木理事長は「なんとか立ち上がってほっとしている。最高品質のペレットと思っている。あとは、需給がうまくいってほしい」と期待を寄せていた。


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